加齢などが原因で起こる器質性EDについて説明します。

器質性EDとその原因

器質性EDになってしまった中年

身体的に何かしらの問題があってEDになってしまっている状態は、器質性EDに分類されます。

加齢、病気、外傷などが原因ですが、特に最近は、糖尿病、高脂血症、高血圧など生活習慣によるものが増えています。

【加齢による原因】

陰茎血管の変化や男性ホルモンの減少などが主な原因です。

年齢を重ねることで血管が細くなったり、弾力が失われるといった変化によって、陰茎血管の拡張が若い頃のように出来ず、陰茎海綿体への血液流入量が少なくなり、勃起障害となる事が陰茎血管の変化と言われています。

また、男性ホルモンが年齢とともに減少することによって、精力の衰えが出てきます。

【生活習慣による原因】

生活習慣が関係している場合、陰茎を通る動脈の動脈硬化が進むと、EDが起こりやすくなります。

動脈硬化は、全身病の一環と考えられています。

その為、糖尿病、高血圧、心血管障害、高脂血症など、血液循環に関連する生活習慣病を有する方はEDが起こりやすくなります。

特に糖尿病の方の場合、8割がEDを合併してると言われています。

糖尿病になると、糖分をたくさん含んだ血液が常に流れる為、それを運ぶ血管は、当然ながら損傷しやすくなるからです。

喫煙や過度の飲酒も、EDを引き起こす原因と考えられています。

特に喫煙する人は、喫煙しない人に比べ、1.5~2倍も発症する確率が高いと言われています。

【事故や病気による原因】

骨盤、膀胱、性器周辺、尿道周辺、腰椎、脊髄などを損傷した場合、神経が傷付き、勃起するのに必要な脳からの勃起信号が勃起中枢に伝わらず、EDとなる場合もあります。

また、前立腺がん、直腸がん、膀胱がんなどの手術で末端神経を傷付け、障害が起こると、EDになる事もあります。

前立腺肥大症、前立腺炎、泌尿器科系の疾患も、EDの原因となりえます。

慢性腎不全の方、血液透析を受けている方は、ホルモンが変化したり、全身の神経障害や動脈硬化が次第に進行する為にEDが起こりやすくなります。

その他、脊髄腫瘍、椎間板ヘルニアや、生まれつきの病気で陰茎の形が性交に適さない場合などもEDの原因となる事があります。

器質性EDの場合は、朝立ちや自慰でも反応しないケースが多いと言われています。

このように非常に多くのケースがありますが、生活習慣が原因の場合は、生活習慣を変える事でEDの改善も見込まれます。